【習志野市】捨てないで、その思い出。サカエヤ学生堂×千葉工大生が挑む「制服のバトン」プロジェクト

千葉県

中学校や高校の3年間、共に過ごした大切な制服。卒業後、「まだ着られるけれど、捨てるのは寂しい」とクローゼットに眠らせている方も多いのではないでしょうか。習志野市大久保の老舗制服店「サカエヤ学生堂」では、そんな思い出の詰まった制服を次世代へとつなぐ、新しい循環の仕組み「制服回収プロジェクト」が始まっています。

制服回収プロジェクト

画像提供:サカエヤ学生堂

■ 地域と大学が手を取り合った「はじまり」

このプロジェクトは、サカエヤ学生堂が「役目を終えた制服をどうにか活かせないか」と千葉工業大学へ相談を持ちかけたことから動き出しました。その呼びかけに、創造工学部の3つの研究室から「ぜひやってみたい!」と学生ボランティアさんが集結。

制服回収プロジェクト

1月のキックオフ以降、デザイン科学科の青木研究室・稲坂研究室・柴田研究室では学生ならではの視点で「制服の価値」を見つめ直し、3月にはキャンパス内での卒業記念撮影会を開催するなど、一歩ずつ活動を積み重ねてきました。

■ 兵庫や岡山からも!寄せられた約480着の重み

2026年3月から4月にかけて各店舗で行われた「制服回収プロジェクト」には、驚くほど多くの反響が寄せられました。集まった制服は約500点。中には遠く関西圏から「リサイクルに役立ててほしい」と届いたものもあったそうです。現場には、卒業生や保護者の皆さんの「捨ててしまうのではなく、誰かのために」という切実で温かい想いが溢れていました。

制服回収プロジェクト

■ 学生の手で進む、丁寧な「バトン」の準備

4月25日、これらの制服を一着ずつ確認する「仕分け作業」が行われました。まずはサカエヤ学生堂さんから制服の採寸の方法や規格の見分け方などをレクチャーしてもらいます。

制服回収プロジェクト

その後、学生たちは、スマホを活用したデータ管理システムを駆使し、サイズやメーカー、生地の状態などを細かくチェックしていきます。

制服回収プロジェクト

  1. 最近の詰襟はカラーがないものが主流(※カラーの製造終了により)
  2. 製品によっては成長に合わせて伸ばせる設計になっているものもある
  3. スカートの長さが時代によって変化する

作業を通じて制服の技術や変遷を学びながら、学生たちは一着一着に宿る「3年間の重み」を丁寧にデータへと落とし込んでいきました。

制服回収プロジェクト

■ リユースとアップサイクル。2つの未来へ

仕分けられた制服は、今後2つの形で地域に還元されます。

  1. ・リユース&レンタル:転入生や、成長でサイズが合わなくなった学生たちのための仕組みです。家計の負担を減らし、必要な人に必要な制服を届けます。
  2. ・アップサイクル:制服としての役目を終えた生地を、学生たちのアイデアで全く新しいプロダクトへと生まれ変わらせます。

制服回収プロジェクト

サカエヤ学生堂さんは「最初は負担も大きいですが、地域で制服が循環する持続可能なモデルにしたい」と前を向きます。今後は、学生たちからアップサイクルの具体的なアイデアが提案される予定です。大久保本店、八千代本館、フルル八千代店では5月末まで回収受け付け中とのこと。もしお手持ちの制服をこういった活動に、と思われた方はぜひサカエヤさんの各店舗へ!

制服回収プロジェクト

サカエヤ学生堂
住所
千葉県習志野市大久保2-7-27

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