【習志野市】警察・消防の連携が鍵!JR津田沼駅北口複合施設を舞台に、緊迫のトクリュウ対策訓練実施

2025年2月、習志野市消防訓練センターにて、JR津田沼駅北口の複合施設を舞台とした千葉県警察本部と習志野市消防本部の合同訓練が実施されました。

トクリュウ対策訓練

この訓練は、昨今の国内情勢を踏まえ、匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)によるCBRNEテロを想定し、迅速かつ適切な対応を行えるようにするためのものです。参加したのは千葉県警察本部機動隊の隊員と、習志野市消防本部の署員たち。

トクリュウ対策訓練

習志野市消防本部の方によると、CBRNEとは、化学(Chemical)、生物(Biological)、放射性物質(Radiological)、核(Nuclear)、爆発物(Explosives)の頭文字をとった言葉で、これらの物質や方法を用いたテロや災害を指します。

トクリュウ対策訓練

これらの物質や方法は、通常の犯罪で使用されるものよりもはるかに大規模な被害をもたらす可能性があり、テロリストや犯罪組織にとって有効な手段となり得ます。

トクリュウ対策訓練

「3階の餃子店で、複数の男が液体を撒いて逃げていきました。店内には人が倒れていて、レジのお金が取られました。」。被害に遭ったお店の店員が消防隊員に、呆然としながら状況を告げるところから訓練開始。

トクリュウ対策訓練

けたたましいサイレンを鳴らし、消防と警察の車両が続々と到着。現場は騒然とし、張り詰めた空気が漂います。最初に到着した消防隊は、直ちに現場の状況把握と初期対応を開始します。

トクリュウ対策訓練

防護服を身にまとった隊員たちが、慎重に建物の3階へと入っていきます。

トクリュウ対策訓練

同時に、除染作業場所も展開されます。

トクリュウ対策訓練

現場内では、事件発生の想定状況が生々しく再現。

トクリュウ対策訓練

撒かれた液体によって体調を崩している人、すでに意識を失った人の想定でリアルに人形も用意されています。

トクリュウ対策訓練

隊員達は、建物内で倒れていた人々を救助し、除染作業場所へと速やかに運搬します。安全に退避させる事が最優先。

トクリュウ対策訓練

次に警察機動隊が到着し、周囲の警戒と犯人の追跡を開始しました。

トクリュウ対策訓練

青い防護服に身を包み、線量計で計測しながら更なる現場の把握に努めます。「現場は塩素ガスが充満しており、非常に危険な状態です。」

トクリュウ対策訓練

という報告に、想定とわかっていても隊員の緊張は高まります。

トクリュウ対策訓練

この訓練では、消防本部は市民の安心安全を最優先に救助活動を行い、警察本部の次なる作業が円滑に行われるよう、状況共有。

トクリュウ対策訓練

それを受け、警察本部は犯人が使用したと想定される物質を特定し、迅速に除染作業を進めていきます。

トクリュウ対策訓練

現場に入りきれない隊員たちも、その手順などをしっかりと目に焼き付けます。

トクリュウ対策訓練

実は、退避させられた人物の中に、犯人のうちの一人も残っていました。逃げ遅れたようで有毒ガスを吸い込んでしまっていたようです。匿名・流動型犯罪グループは、SNS等で高額報酬を謳い実行犯を募集し、個人情報を悪用して脅迫することで、犯罪を繰り返させます。

トクリュウ対策訓練

今回の訓練は、匿名・流動型犯罪グループによるCBRNEテロを想定したものですが、現場の緊迫感は、まるで本物のテロ事件に遭遇したかのようでした。

トクリュウ対策訓練

今回の訓練を通して、CBRNEテロの脅威と、消防と警察の連携の重要性を改めて認識しました。今回の訓練に参加された全ての皆様に敬意を表するとともに、このような訓練が、私たちの安全な暮らしを守るために不可欠であることを改めて認識しました。

トクリュウ対策訓練

「簡単・楽ちん・高収入」などの甘い言葉でSNSにはびこる闇バイトは、楽して大金を稼げるどころか、詐欺や強盗の実行犯にされ、家族も巻き込まれます。抜け出すことも許されず、逮捕されるまで犯罪に利用される危険なものです。もし誘われたら一人で悩まずすぐに警察相談専用電話に相談してくださいね。

トクリュウ対策訓練

「習志野市消防本部」はこちら。

うえこみ

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