【八千代市】八千代市米本の「米本神社」は地元の人に密着した神社です
国道16号線を八千代市から印西方面へ向かう途中の「米本神社前」交差点からすぐの場所にすっと立ち上がる鳥居が見えてきたら、そこが「米本神社」です。お正月ともなれば大晦日からたくさんの人で賑わう、地域密着の神社です。
珍しい事に米本神社は、通常「社号碑(しゃごうひ)」と呼ばれる神社の名前が記された碑に、月星紋があります。月星紋は千葉県民であればちょっとなじみがある紋かもしれませんね!千葉氏ゆかりの紋です。また、妙見信仰の紋でもあります。
鳥居をくぐると、まずはこのカッと目を見開いた狛犬がお出迎え。その目で邪気を祓ってくれるかのようです。
境内には六社のご祭神がまつられている旨の案内版。
手水舎のしめ縄と手ぬぐい。一見なんの不思議もない光景なのですが、コロナ禍を経てからというもの、手ぬぐいがかかっている光景はあまり見かけなくなりました。どこかほっとする、懐かしい風景でした。
手水舎の先に経っているのは「八千代市米本公会堂」です。木造の長屋造りの佇まいが、昔の学校の校舎を思い起こさせます。
こちらでは地域の方向けに、社会福祉協議会阿蘇睦地域包括センターによる介護予防教室なども開催されているようです。
堂々たる石造りの鳥居や狛犬とのコントラストが趣深い、拝殿がこちらです。鬼瓦の部分には九曜紋があしらわれていました。
その後ろに「白旗神社」が控えています。
鳥居をくぐり、出迎えてくれるのは先ほどとは全く違う、時代のついた狛犬。こちらも珍しく、阿像も吽像もどちらも子狛犬を従えています。阿像は子狛犬が特に風化を感じます。
それにひきかえ吽像は輪郭もしっかりとしています。
後ろに回ってみます。阿像はやはり風化を感じます。
やはり正面と同じく吽像は輪郭もしっかりとしています。
どうやら大正11年11月に御神木が倒れ、修繕をしたという内容が台座に彫り込まれていました。左右の違いの原因は、そこにあるのかもしれません。
こちらは普段は神職さんのいない神社ですが、お正月の三が日と秋の大祭、七五三(要予約)の時などはいらっしゃるようです。お願いごとがなくても、日々の何気ないお参りというのも気持ちの良いものです。お近くをお通りの際は、ちょっと寄って参拝してみてはいかがでしょうか。
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