【八千代市】「中華そば金ちゃん」本店、慣れ親しんだ場所での営業に幕ーこの建物で味わう最後の一杯、お早めに！

2024年4月にお知らせした香港料理「龍昇」の取り壊しから、早いもので1年以上が経ちました。その後の6月に中華そば金ちゃんの看板がついた事、そして2024年12月31日には、「2025年夏以降にOPEN！」という看板を見つけて皆さんにお伝えしました。

いよいよ気になる「中華そば金ちゃん」のその後について、オーナーさんにお聞きしたところ、11年にわたり、多くのラーメンファンを魅了し続けてきた「中華そば 金ちゃん」本店は、慣れ親しんだ八千代市役所すぐの場所での営業をまもなく終了し、高津に建設中の新店舗へと移転・集約されるとのことです。

具体的な閉店日はまだ未定のようですが、この場所での営業は、見納めとなります。新しい店舗は「2025年夏以降にOPEN！」の看板通り、現在着々と準備が進んでいるようです。詳細については、改めて号外NETにてお知らせしますので、続報をお待ちくださいね！

「中華そば金ちゃん」本店は、今でこそ他県からも足を運ぶお客様もいるほどの有名店ですが、開業当初は苦労の連続で、特に最初の3年間は味の安定に試行錯誤を重ねる日々だったと言います。しかし、地道な努力が実を結び、金ちゃんのラーメンは口コミで真価を発揮し始めます。ある日、バナナマンのテレビ番組で醤油ラーメン第1位を獲得すると、その評判は瞬く間に広がり、連日行列ができる人気店へと成長。多くの常連客が足繁く通う、地域に欠かせない存在となりました。 

現在、金ちゃん本店を切り盛りする店長さんは、この本店の歴史と共に歩んできた人物。もともとお店にはお父様と足繁く通っていた常連客だったんだそう。将来を考えた時に「どうせやるなら好きなことをやりたい」と思い立ち、「社員になりたい」とお店に伝え、金ちゃんのメンバーとなりました。

お店が立ち上がって1年経ってからの入社だったので、初期の苦しい時期を経験しています。やはりお店の運営が厳しく、辞めようかと考えたこともあったそうですが、根底にあるのは「この味が好き」という純粋な想い。

自分に合った仕事だと確信していたので、持ち前の情熱と粘り強さで数々の困難を乗り越え「気がついたら10年経ってました！」と爽やかに笑います。お店とラーメンへの深い愛情がうかがえます。イチオシの“一杯”は「やっぱり特製中華そばですね！」との事。

金ちゃんといえば、阿波尾鶏を使用した黄金色のスープに自家製手揉み麺。シンプルながらも奥深いその味わいは、「何度食べても飽きのこない素朴な味」として、多くの人々の記憶に刻まれています。男性はもちろん、女性にもファンが多いのが特徴。

夏の時期に提供される「冷やしラーメン」は、その涼やかな見た目と、冷たいながらも凝縮された鶏の旨味が楽しめる逸品です。

山形では辛味噌ラーメン・冷やしラーメン・鳥中華そば・ワンタンラーメンが「四大ラーメン」とされていますが、金ちゃんでもその一つである冷やしラーメンを5月から提供しています。

器にあしらわれた氷が涼やかで、見た目から食欲をそそります。一口スープを飲むと、最初に鶏の優しい甘みが広がり、その後に深く濃い醤油スープの旨みが追いかけてきます。そして、もちもちの自家製麺がこのスープと完璧に絡み合い、暑い時期は何度でも食べたくなる一杯です。

こちらは鳥中華そば。三つ葉があしらわれた和風そばつゆに金ちゃん自家製麺がよく合う一杯です♪「ここに来るとこればっかり！」という根強いファンもいるほど。

店長さんは、この10年を振り返り、「開店以来のお客様がいてくれるこの地から離れるのは寂しいけど、新店ができる事でしばらく足が遠のいていたお客様もこれをきっかけに久しぶりに足を運んでもらえたら。自分自身も新店が楽しみです！」と、長年愛されてきた店への深い愛着とお客様への感謝の気持ち、そして新店への意欲を語ってくれました。

この「中華そば 金ちゃん」本店には、きっとたくさんの思い出がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。初めて食べた時の感動、家族や友人との楽しい時間、仕事帰りの一杯。閉店までの間にぜひ足を運んで、いつもの一杯を思い出とともに味わってくださいね♪

「中華そば金ちゃん本店」はこちら。