【八千代市・習志野市】誰でも無料で見学ができるって知ってた？自衛隊習志野駐屯地「空挺館」令和6年度の一般開放予定日が発表されました！

自衛隊習志野駐屯地内にある「空挺館」の令和6年度の一般開放予定日が発表になっています。基本的に誰でも入れるイベントで今年はあと6回、予定されていますよ！

１階の展示は主に空挺団の資料展示です。

建物内に入ってまず左手の部屋には、各国の空挺徽章などが展示。

各国の、しかも空挺の徽章を一度にまとめて見られるのはなかなか無い機会ですよね！知っている国や訪れたことのある国の徽章を見つけてみるのも良いかもしれません。

奥には空挺団で歴代使用されてきたパラシュートが展示されており、変遷を知ることができます。

降下訓練時はこのようなポジションで降下。降下の種類は「自由降下（フリーフォール）」と「空挺降下」の２種類あり、こちらは自由降下のサンプル。この装備で降下する時の高さは上空約9000mの高さから跳び出すとの事。重さは約22kg。

ここでは落下傘装着体験もできるんですよ！人気があり、並んでいることも多い体験コーナーです。

１階右手の部屋では自衛隊内の行事などがパネル展示されています。

２階へと続く階段です。正面に掲げられた「精鋭無比」は「比べるものが無いほど強く類稀なる部隊であれ」というマインドを表した空挺団の標語です。

階段を上がり切ると、まず目前に、明治天皇の御馬見所だった場所があります。

バルコニーになっており、目黒にあった頃、ここから明治天皇は騎兵隊の卒業式や訓練をご覧になられたとの事。

正面に配された菊の御紋にはちょっとした違いが。それは花弁の枚数が15枚のものと16枚のものがあるのです。

これはすべての御紋が16枚だと天皇陛下しかここに立つことはできず、それに配慮なされた陛下の申し出により、1枚減らした15枚の御紋にすることで他の皇族方も遠慮なくこのバルコニーに立つことができるようになったとされます。

2階にはその他に、空挺部隊の歴史や、騎兵に関する資料、パレンバン(現在のインドネシア・スマトラ島)空挺作戦関連資料、義烈空挺隊関連資料などが展示。

まずここでは、習志野という地名の由来について諸説ある中で、篠原国幹（くにもと）少将という方が由来になっている説を知ることができます。(習志野市役所HPでも触れられています)

また、三笠宮様と習志野との由来などが書かれたパネルによると、習志野の地に住まわれていたという事です。

こちらはパレンバン(現在のインドネシア・スマトラ島)空挺作戦に関する資料。

先ほど上がってきた階段は天皇陛下の為に配慮された「帝王階段」です。足運びのしやすい段差となっているのを確認しながら降りてみて下さいね！

ちなみに、現在の空挺団の活動は公式Xからでも確認することができます。

【海上自衛隊・航空自衛隊落下傘降下準備教育】#第１空挺団 は、４月１４日(日)から２２日(月)までの間、習志野駐屯地において #海上自衛隊 及び #航空自衛隊 の若き航空機搭乗員に対し緊急脱出時の落下傘降下に必要な技能を習得させるための教育を行いました。#パイロット pic.twitter.com/fVQBuxXV1Y

— 陸上自衛隊 第１空挺団 (@jgsdf_1stAbnB) April 23, 2024

展示物を一つ一つ見ていくととても時間がかかりますが見応えがあり、習志野駐屯地に関する学びも多い空挺館。ぜひ、見学に訪れてみてはいかがでしょうか。