【習志野市】実籾本郷公園の民話『駒止谷(こまどめやつ)に沈んだ恋』に思いを馳せて

実籾本郷公園は京成実籾駅から徒歩約10分の住宅街の中にある市民憩いの公園です。

実籾本郷公園

そこに民話の広場があるのをご存知でしょうか。

実籾本郷公園

千葉県内にはたくさんの民話が各地に伝承されており、この広場では、地図とともに民話の題名を知ることができます。

実籾本郷公園

その中の一つが、習志野に伝わる民話『駒止谷(こまどめやつ)に沈んだ恋』です。この広場のモニュメントが、話の展開に沿ったものだと気づく人も多くはないかもしれません。

実籾本郷公園

習志野原はかつて大和田原と呼ばれ、そこに病弱な父と幼い弟たちとともに、その日暮らしのある若者が住んでいました。ある日船橋の市場でその若者は綺麗な娘”おきん”に一目惚れをします。彼女を嫁に迎えようと大和田原の駒止谷の底がないといわれる泥沼でたらいに乗って田植えをし稲を育て、成功します。おきんと所帯を持つことも許されますが、どうしたことか、次の年もその次の年も稲作は失敗に。

実籾本郷公園

ある日、若者は、駒止谷の稲が数年ぶりによく育ち、黄金の穂をつけて波打っている夢をみますが、その穂をつかんだ結果、泥沼に沈んでしまいました。

実籾本郷公園

そしておきんも後を追ってその沼に沈んだ、と言う悲しい男女の恋のお話です。

実籾本郷公園

このうずまきのモニュメントは水すなわちここでは「駒止谷の沼」を意味するのかもしれませんね。

実籾本郷公園

春の桜や花菖蒲、カワセミの訪れる池に野球場、旧鴇田家住宅と見どころ盛りだくさんの実籾本郷公園ですが、ぜひ民話の広場のモニュメントを見ながら、民話の世界に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。

実籾本郷公園

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2023/12/19 08:23 2023/12/19 08:23
うえこみ

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