【八千代市】新聞記者さんが学校にやってきた!「情報とは何か?」読売新聞出張授業開催 八千代台西中 1年生163名が学ぶ

2025年5月末、八千代市立八千代台西中学校で、1年生163名を対象に新聞の出張授業が行われました。活字離れが進む現代において、子どもたちに新聞への興味を持ってもらうことが今回の大きな目的です。当日、生徒一人ひとりに朝刊が配布され、現役記者が講師となって取材の舞台裏から新聞の読み解き方まで、たっぷり解説してくれました。

この日は二人の講師が登壇しました。まず、読売新聞東京本社の石橋大祐記者が登場。親しみやすい語り口でご自身の名前、仕事内容、そして新聞記者になった経緯など自己紹介からスタート。

授業は、ご自身のいわき支局時代に、市内の製麺所の店主が発見した「世界最古のアリの化石」というスクープを中心に、どうやってネタを見つけるのか、取材を進める中での気づき、そしてその後の影響までをテンポよく解説してくれました。

また、昨今非常に慎重にならなければならない「情報」を取り扱うことの難しさにも触れました。クイズ形式の授業では、たくさんの手が挙がり、生徒たちはどんどん授業に引き込まれていくのが印象的でした。

続く第二部は田中孝宏講師。配布された新聞を教科書代わりに、新聞1面を構成する「アタマ」「カタ」「ヘソ」といった独特な業界用語の解説も交え、「新聞の読み方」を学びます。

おおまかな構成を学んだあとは、誌面から新横綱・大の里の本名を探すクイズなどが出題され、「あれ?どこに載っている?」「ここ、ここ!」と周りの友達と答えを探す生徒たち。

新聞の隅々まで目を通させる工夫が凝らされ、生徒たちは楽しみながらいつの間にか新聞を読む姿が板についてきました。

新聞の作られ方や、記事の文章が「逆三角形」構造になっていることなど、具体的な話も盛りだくさん。「ニュース」「情報」とは一体何なのか、その本質をわかりやすく教えてくれる授業内容でした。「これをきっかけに新聞記者になりたい!」と思う子が出てきたら嬉しいですね。

両講師からは共通して、事実を追求する記者の苦労や醍醐味、そして「フェイクニュースに惑わされないための情報リテラシーの重要性」が語られました。

今回の出張授業は、記者の体験談を通して取材の奥深さを知り、新聞の仕組みを楽しく学ぶことで、生徒たちが「ニュース」や「情報」がどのように作られるのか、またその中から正しい情報を得る大切さ、そして情報過多な社会とどう向き合えばよいかを考える貴重な「きっかけ」になったのではないでしょうか。学びの多いこの授業は、筆者自身も学生時代に体験したかったと強く感じる、本当に羨ましい授業でした!

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