【八千代市】今年は第7分団が優勝!「第54回八千代市消防団消防操法大会」が開催されました
2024年6月30日(日)、八千代市保品の東京成徳大学「体育館・グラウンド」にて、毎年恒例の消防団消防操法大会が開催されました。この大会は、「自分たちのまちは、自分たちで守る。」という精神に基づき、普段はそれぞれの職業に就く消防団員たちが訓練の成果を発表し、地域の防災力を高めることを目的としています。
今年の大会は、市内消防団奇数分団(1.3.5.7.9.11.13)が参加し、日頃の訓練の成果を発揮しました。競技は、基本動作、ホース展開、放水操作などの一連の流れをいかに迅速かつ正確に行うかを競います。審査員は、消防本部のベテラン職員たちで構成され、厳正な審査が行われました。
優勝を果たしたのは、第7分団。実は一昨年の千葉県大会で、第7分団は八千代市初の第3位を記録。分団員は今回はそれ以上の成績を収めるべく訓練に取り組んでいたものの、今年の県大会は小型ポンプ操法のみ実施されることを聞かされました。普段は地域の安全のために活動はしているものの、その訓練の成果を大会で発揮し良い成績を収め、地元の皆さんに持ち帰るという目的を失ってしまい、モチベーションの維持がとても難しかったと分団長の湯浅さんは振り返ります。
今大会で最優秀操作員を受賞した指揮者の木幡さんは初めての受賞。普段は会社員をしており、入団8年目との事。大会近くになると訓練が仕事を終えて帰宅してからの20時〜22時という事もあり、家族の協力がないとなかなか難しいと語ります。第7分団は地域のつながりも強く、家も近所の人ばかり。言いたい事が言い合える間柄である事も、良い結果を出せた理由のひとつのようです。
市大会では優勝し、続いて開催された千葉支部消防操法大会でも、発表によると常勝軍団である習志野市とはタイムで7秒の差をつけ、得点でも23点もの差で最優秀賞を受賞。
その時の彼らの見事な操法には、観客からは勝利への期待のどよめきが起こりました。分団長の湯浅さんは「市の大会では本領は発揮できませんでしたが、優勝することができました。支部大会まで少ない時間(約1時間)しかない中でミーティングを行い修正をしました。その修正が見事にはまり、優勝することができたと思います。練習は大会の1ヵ月半前から毎日やってきました。雨の日も屋根があるところで細かい動きが練習できたので、それも勝因になったと思います。」と語ります。
残念ながら、消防団員の負担軽減と運営方法の簡素化を図る為、例年「ポンプ車操法」「小型ポンプ操法」2種目あったものが今年は全国大会種目である「小型ポンプ操法」のみが県大会でも開催される事となり、八千代市は県大会出場はなりませんでした。しかし、地域の安全の為、そしてまたいつの日か県大会、全国大会へ出場できる日に備えて、再び訓練に精進する日々が始まります。
「東京成徳大学 体育館・グラウンド」はこちら。