2023年12月16日(土)、八千代市ゆりのき台の萱田小学校にて『2023年度第17回お相撲さんとお餅つき大会』が無事開催されました！当日はお天気にも恵まれ、日中は暑いくらいの陽気でした。校舎入口の月を持つ男の子の妖精「ニッセ」も青空のもと、気持ち良さそう。

このイベントを開催している「子ども達を明るく健やかに育てる会」は家庭・地域・学校が協力し、一丸となって地域の子どもたちを明るく健やかに育てようという目的で組織された学校外支援団体です。八千代市が後援となり、萱田南小・萱田小の子ども達の為に楽しい行事を行っています。この日も朝早くから集合し、お雑煮やお餅つきの準備にいそしんでらっしゃいました。

たっぷりの青々とした小松菜。美味しそうです！

このイベントは11時からでしたが、湯沸かし隊の方々はまだ寒い朝7時過ぎからのご準備だったようです。

阿武松部屋の力士達と一緒にお餅つきができるこのイベント。毎年たくさんの子ども達が参加します。当日は、事前に申し込みを済ませた参加者を赤・緑・青の3つのチームに分け、3つの企画「お餅つき」「初っ切りビデオ鑑賞」「お相撲」を楽しんでもらう工夫がなされています。

参加者は受付でチーム分けされ、自分のチームカラーのシールを貼ることで目印に。

まず体育館に集まり、始めの会が始まります。司会進行や、会場整理、誘導などは萱田中学校の生徒がお手伝いしてくれていました。

「子ども達を明るく健やかに育てる会」より、齊籐会長のご挨拶。

お待ちかねの阿武松部屋の力士達の入場です！大きな拍手と歓声に力士の皆さんも照れながらも嬉しそうです。

今年は三段目・慶天海関、幕下・二本柳関、序二段・大志松関のお三方が参加して下さいました。

序二段・大志松関は八千代西高校出身とのこと。ぜひ応援しましょう！

萱田小学校・萱田南小学校・萱田中学校の代表挨拶として、萱田小学校髙木校長のご挨拶のあと、赤チーム、緑チーム、黄チームは次のイベントに移動します。

引き続き、体育館では「お相撲」体験が始まります。四股ふみや柔軟を教わったあと、質疑応答の時間に「どうやったら大きくなれますか？」の質問に「毎日ご飯を一升食べるんだよ。一升というのは十合だよ」との答えに子ども達だけでなく親御さんからも「おぉ～そんなに！」と声があがりました。その他、「初っ切りビデオ鑑賞」もありました。

なかなか地域でのお餅つきもなくなりつつある昨今、この機会が初めてのお餅つきという子どももいるようです。蒸し上がったもち米が臼に移され、お餅をつく下準備を進めます。

つきたてのお餅が入ったお雑煮には、おかわりや大盛り希望の子ども達がちらほら。

ランチルームでは、萱田地区のお雑煮の特徴である「大根干葉（だいこんひば）のふりかけ」についての説明がありました。

萱田地区がまだ貧しかった頃、大根の葉っぱも無駄にしないよう、よくよく天日干しで乾燥させ、それに削り節と青のりを混ぜたふりかけをお雑煮にかけて食べたとの事。削り節と青のりの風味もとても良く、さらに栄養満点のふりかけです。残していきたい食文化ですね。

子ども達にとってはいつものランチルームですが、こうして保護者の方々やお友達家族と食べる機会はなかなか無いですよね！

楽しかった時間もあっという間に過ぎ、再び体育館に戻り、終わりの会が始まります。児童代表から力士の方々へ今日の御礼を伝え、お見送りをして終了です。

みんなでついたお餅は飯綱神社へ奉納され、萱田小学校にも飾られました。

子ども達に萱田の食文化の歴史や日本の伝統行事のお餅つきの継承、国技のお相撲を間近で体験できるこのイベントは、当日までに「子ども達を明るく健やかに育てる会」の協力者の皆さんによる会議が重ねられ、動線の確認や準備の段取り他、当日ぎりぎりまで変更も生じながら開催される会です。萱田中学校の生徒さんのお手伝いもあって今年で17回目。協力者の皆さんの手際の良さと子ども達の笑顔と「美味しかったです！」「楽しかったです！」の声がとても印象的でした。また来年も良いお天気のもと、開催されるといいですね♪

萱田小学校はこちら↓

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