【八千代市】国籍も世代も超えて大盛況!「第44回むらかみ夏まつり2025」が開催されました〜!
2025年7月26日(土)・27日(日)の2日間、「第44回むらかみ夏まつり2025」が開催されました!村上団地内・村上中央商店街ふれあい広場は明るい時間からたくさんの笑顔と活気に包まれました。
村上地区街づくり協議会の方によると、今年は特に若いファミリー層の来場が目立ち、会場は例年以上に賑わいを見せたとのこと。
お祭り初日の26日(土)は、序盤から熱気が高まりました。まず、「ソーラン節の総踊り」には大勢の子どもたちが集まり、みんなで一つになって踊る姿は圧巻。先生の呼びかけに子どもたちが友達を誘い合い、なんと30人もの子どもたちが集まり大成功!

画像提供:村上地区街づくり協議会
団地PR大使を務めるご当地アイドル「すずはらかのん」ちゃんは、小さなお子さんから大人まで幅広い世代に大人気でした。アイドルに憧れる小さな女の子が、かのんちゃんと「頑張ってアイドルになろうね♪」と優しく約束を交わす心温まる場面も。

画像提供:村上地区街づくり協議会
和太鼓集団・琉翔さんの演奏では、叩き手の皆さんの迫力あるパフォーマンス!力強い太鼓の響きが会場全体を包み込み、多くの観客が間近の迫力に圧倒されていました。

画像提供:村上地区街づくり協議会
夕暮れ時には、近年少なくなってきている手持ち花火を安全に楽しめる「団地 de 花火」が開催。このお祭りで初めて花火を持つという子どもたちも多いそうで、花火を楽しみながら友達や家族と楽しそうに語り合う時間は、まさに夏の夜の素敵な思い出になったのでは。

画像提供:村上地区街づくり協議会
27日(日)に開催された「団地 de 盆踊」では、村上団地の大きな魅力の一つでもある「多文化共生」を色濃く感じることができました。

画像提供:村上地区街づくり協議会
特に、同団地に校舎を構える「理知の杜日本語学校」の生徒さんたちが披露してくれた母国の歌と踊りには、会場からたくさんの温かい拍手が送られました。校長先生は「こうした地域のお祭りにお声がけいただけて本当に嬉しい。これからも、地域の方々と協力して団地を盛り上げいくお手伝いができたら」と感謝と意欲をのぞかせます。
実はこの村上団地の夏まつりの開催には、団地に長年住む若手の「地域を愛する想いと尽力」があったことも欠かせません。昨年、コロナ禍で中断してしまっていたお祭りを何とか再開させたいと、若手代表・細谷さんは声をあげました。
当初は準備の困難さや協力者の不在、商店街からの連携不足、さらには様々な懸念の声もあり、大変な道のりだったそうです。それでもお祭りを復活させたいというまっすぐな思いと「楽しいことが好きなんです」という細谷さんの明るい人柄と行動力で、お祭りは無事に再開できることとなったんだそう。
型抜きや金魚すくいなどを出店した細谷さんのもとには、同級生や知り合いの高校生など、たくさんの若い仲間が手伝いに来てくれ、音響を担当した西さんも「自分の力がこうして地域のお祭りで役に立てるなら嬉しい。」と語り、それぞれの得意分野でお祭りを支える姿が印象的でした。
細谷さんは、外国人の方々についても「悪い人は一人もいませんよ。お話ししてみれば、何の心配もいらないんです。日本のお祭りの文化を伝えてあげれば、みんな一緒に楽しんでくれますから」と、温かい言葉から多様な人々が一緒に心から楽しめるお祭りを目指す、その優しい気持ちが伝わってきました。
また、この日は地域の子ども達が所属するミニバスチーム「八千代フォレスト」も出店し、お祭りを盛り上げました。監督の飯島さんは「商店街が元気をなくしている現状を鑑み、今後は関係各所と協力し、みんなが笑顔になれる活気あるコミュニティと商店街づくりをしていきたい」と語ります。
来年には入居50周年を迎える村上団地は、これからもずっと地域が元気でいられるような取り組みを目指しています。高齢化が進む団地の中で、この夏まつりは、若い世代や外国人住民の方々にも積極的に参加してもらい、色々な人々が交流できる大切な場なのです。
地域の温かい絆と、多様化の未来を感じさせる前向きな気持ちが詰まった「むらかみ夏まつり」。ぜひ来年はこの国際感覚あふれるお祭りの魅力を、あなたも肌で感じてみてくださいね!
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