【習志野市】ラーメン激戦区の大久保商店街唯一の油そば専門店「あぶらそばすずや」1周年を迎えました♪
2025年3月16日、日大生産工学部の目の前にある大久保商店街唯一の油そば専門店「あぶらそばすずや」が1周年を迎えました!このお店は、大久保商店街で長年地域に貢献している「ツダヌマ電気大久保店」が手がける、異色の油そば専門店です。
「あぶらそばすずや」の店長である鈴木邦明さんは、三兄弟の末っ子です。実はこちらのお店、邦明さんのお兄さん(鈴木家の次男で、「ツダヌマ電気大久保店」の社長さん)に、一番上のお兄さん(長男)が「ラーメン屋をやりたい」と相談したことがきっかけで始まりました。そして、空き店舗を使って、一番上のお兄さんと末っ子の邦明さんの二人で、油そば専門店としてスタート。
その後、本業の電気屋さんが忙しくなった事もあり一時休業を経て、メニュー構成や味の調整を行い、その際に邦明さんに「店長」のたすきが渡されることに。
店長となった邦明さんは数々の油そば店を巡り、研究を重ねます。そして、独自の味を追求し、試行錯誤の末に現在の味にたどり着いたそう。もともとご両親が船橋で飲食店を経営していた事から、食べたいものは自分で作るという幼少期からの経験も、今の味に繋がっているのかもしれません。飲食店でのアルバイト経験はあるものの、店を持つとなると話は別。「作りまくるしかなかったです。作って食べて作って食べての繰り返し。だから当時はずっと篭ってました。」と当時を振り返って苦笑い。
お店の中は、シックな木目調の空間の中に赤い壁面がアクセントとなった、おしゃれな空間。椅子もラーメン屋さんの椅子っぽくないですよね!カウンター席が7席あり、女性一人でも気軽に入ることができます。
まずは基本の「油そば」を中太ちぢれ麺でいただきます。中太ちぢれ麺は札幌から取り寄せた特注麺で、風味が良く、もちもちとした食感が特徴。魚介だしを濃縮させたという特製タレは、魚臭さはまったく感じず、タレと油そば特有の甘みのハーモニーを楽しみながらあっという間に完食。
トッピングも豊富なので、自分だけのオリジナル油そばを楽しむことができます。でもまずは厳選された素材をブレンドした、こだわりの自家製タレの味を楽しみましょう。
続いてこちらは「辛ねぎ油そば」。マヨネーズもお願いしました。こちらの太麺は、習志野4丁目の老舗「山田製麺所」の麺で、つるつるとしたのどごしと、小麦の味が特徴です。山田製麺所さんの麺は濃い味のつけ麺や油そばにはぴったりですよね!
こちらは辛ねぎの美味しさを引き立たせるために、ベースのタレは基本の油そばより薄めの仕上がり。2杯目・辛ねぎ・太麺200gとなると、筆者が食べ切れるか店長さんは心配そうでしたが、辛ねぎの美味しいアクセントに箸がどんどん進み、こちらも完食。
電気屋さんという事で、食べながら実は今一番気になっている蛍光灯からLEDへの切り替えについてアドバイスをいただいたり、習志野市の電気店の現状についても聞かせてもらえました。習志野市は他の地域と比べて電気店が多く残っている地域なんだそうですよ!ツダヌマ電気さんでも、個人宅のお仕事が大半だそうで、地域の人々の暮らしを支えています。
筆者がお伺いした時に、店内にいたのは女性のお一人客。聞けば来客の4割は女性なんだとか。清潔感のあるおしゃれな店内なので、女性でも入りやすいお店です。今後は地域のイベントにも積極的に参加していきたいとの事。店長さんの努力の末に完成した一杯を、ぜひ味わってみてくださいね!
「あぶらそばすずや」はこちら。