【八千代市】文化4年から続く花火を今に受け継ぐ八千代の宝「元祖玉屋」の今夏も夜空を彩る打ち上げ花火

「たーまやー!」「かーぎやー!」の掛け声とともに夜空を彩る打ち上げ花火。八千代市保品にある「元祖玉屋」さんがその「たまや」だというのはご存知でしょうか?

元祖玉屋

現在、元祖玉屋さんは当主の中嶋さんと3人の息子さんで花火作りをしています。お話を聞かせていただいたのは打ち上げ花火の製造最盛期。日乾場には、乾燥中の花火玉がずらりと並んでいました。

元祖玉屋

「花火玉の中身、実はこんなふうになっているんですよ」と模型を見せてくれました。ハートの花火は実際に火薬の配置もハート型なんですね!(実際の火薬は全て黒色だそうで、この模型はわかりやすく色付きです。)

元祖玉屋

こちらは「玉貼り」の作業中。花火玉は火薬の外周に貼るクラフト紙が均一に貼られないと丸くなりません。一気にぐるぐる貼り巡らせるのではなく、一定の長さのクラフト紙をタテ、ヨコ、ナナメと、さまざまな方向に貼り重ねる事で貼り残しの有無がわかる、知恵を活かした手法。

元祖玉屋

玉貼りを終えると天日干しです。大きい玉ほど、貼って乾かす回数が多くなります。

元祖玉屋

NHKの花火師を扱った朝ドラ「こころ」が放映された時は問い合わせの電話が鳴り止まず本当に驚いた、と笑う中嶋さん。しかし現在は成り手は減る一方でやむなく廃業する他社さんもあるとの事。しかし玉屋さんは常に探求・挑戦を続けます。

元祖玉屋

例えば変わり花火のアイデアになるものを日々アンテナを張りながら考えています。テレビを始めとしたメディアなどを見ていてひらめく事も。そこから試作を重ねた後に、何回も試しで打ち上げ、完成に近づけます。試しで打ち上げた花火が見られた人はラッキーですよね♪

元祖玉屋

もう今年は終了しましたが「伊勢神宮奉納全国花火大会」や、11月2日(土)の第93回土浦全国花火競技大会へも参加。土浦の花火競技大会は約40社の競演で、打ち上げ部門は尺玉1つのみで評価され、「1発にかける思い」まさにそのものです。

元祖玉屋

コロナ禍の全国的に花火大会が中止となった時は全く仕事も無くなり、プロポーズや誕生日など、一般の人のプライベート花火を請け負ったこともあるんだそう。プライベート花火、一生の思い出になりますね。現在は例年通りの稼働状況で、今年の8月の花火大会ピークが終わっても、9月からまた翌年の分を見越して作り始め、一年があっと言う間に過ぎていきます。

元祖玉屋

2024年8月3日(土)に開催された佐倉市の花火大会や、マリーンズナイターの花火は元祖玉屋さんの手がけた花火。八千代市以外の場所でたくさんの人を魅了している事は、ちょっと誇らしい気持ちにもなりますよね♪

元祖玉屋

近々だと8月15日(木)の「第77回木更津港まつり」で元祖玉屋さんの花火が見られます、そして24日(土・荒天の場合は翌日順延)「第50回八千代ふるさと親子祭」。今年の花火は打ち上げ総数8,888発です!しっかりと目に焼き付けてくださいね!

元祖玉屋

「第50回八千代ふるさと親子祭」

観覧無料エリア(図書館横)はこのあたり。

観覧無料エリア(野球場)はこのあたり。

キッチンカーコーナーはこのあたり。

うえこみ

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