【八千代市】2023年12月30日で惜しまれつつも閉店『たんま』スパゲッティとコーヒーで歩んだ43年の歴史
八千代市米本にある『たんま』さんが2023年12月30日をもってスパゲッティとコーヒーで歩んだ43年の歴史に幕を閉じられるようです。
米本界隈の人々の日々の憩いの場でもあり、盛りの良さが評判を呼び、遠方からのお客様も多かった『たんま』。お食事メニューも豊富でした。
飲み物・デザートも、喫茶店ならではのメニューが並びます。
注文を済ませ、オーダーを待つ間に店内を見回すと、昭和から今日までの43年間の歴史が改めて感じられます。お店の方によると、昭和レトロのお手本のような使い込まれたカウンターの木はバットと同じ素材なんだそう。
ゆっくりとした音楽がさりげなく流れるひととき。大きな窓からは天気の良い日は気持ちよい日が差し込み、思わず長居したくなる穏やかな時間が流れるお店です。
天井から下がるペンダントライトは、陶器が使われている事で上品で温かみのある雰囲気。
お水のグラスひとつとっても歴史が詰まっています。最近はこんな素敵なグラスも喫茶店ではあまり見かけなくなりました。
お店の方に「メニューの中で何が一番人気でしたか?」とお伺いしたところ「うちはやっぱりスパゲッティよね」との事。盛りの多さが人気で、女性がオーダーすると「ハーフじゃなくて大丈夫?」と気にして下さったりもします。こちらは『たんま』の代名詞ともいえるナポリタンです。
昔懐かしい優しい色合いのカツカレー。こちらもなかなかのボリュームです。
アップルパイセットは、食後のデザートにも、またティータイムのひとときにも人気のセットです。
駐車場もお店の向かいにあり、車で来られる喫茶店です。
店内には12月の営業日が掲示されていました。お店を閉じられる理由をおたずねしたところ「身体が元気なうちに、と思って。次の人生も楽しまないとね。」とおっしゃっていました。閉店までの営業も残りわずかとなりますが、昭和の香りが息づく素敵な喫茶店『たんま』さんに足を運んでみてはいかがでしょうか。
『たんま』はこちら↓