【八千代市】米本の老人デイサービス いしいさん家『52間の縁側』が2023年度グッドデザイン賞大賞を受賞!!!
10月の下旬、米本の『52間の縁側』という建造物がグッドデザイン賞にノミネートされているらしいという話が八千代界隈のSNS上を駆け巡り「八千代にそんなすごい施設が?!」と思った数日後、2023年度グッドデザイン賞大賞が発表され、そこには『52軒の縁側』が掲載されていました!
この建物は、ただひたすらに介護に向き合う石井英寿さんが代表の「いしいさん家」の新たな老人デイサービスです。民家を利用した柏井の「宅老所 いしいさん家」東習志野の「宅幼老所 みもみのいしいさん家」を知っている方にとっては、今回の受賞は良い意味での衝撃だったのではないでしょうか。
昨今、見直されている縁側の存在をメインテーマにした施設を見るべく現地に向かうと、そこには不思議な、そしてどこか懐かしい空間が広がっていました。
竹藪の中にふっと現れた木造の横長の建物。
高床部分の下にはビオトープがつくられ、夏は子供たちの遊び場になるそうです。
『52間の縁側』は3つの空間に分かれており、「カフェ・工房」「デイサービス」「座敷と浴槽」という構成。
こちらは「カフェ・工房」の外観です。
「デイサービス」空間前の庭に植えられた栗の木。成長が楽しみですね。
3つの空間をつなぐ縁側に置かれたチェア。のんびりと、前庭を眺めながら日向ぼっこをする時間。
自然の中で、穏やかなひと時が流れていきます。
縁側の上に目を向けると木造のトラス構造。その横に可愛らしい巣箱が置いてありました。
「座敷と浴槽」の空間です。まだ使われいない敷地の余白部分、どのようなプランが用意されているのでしょうか。
敷地の南側には畑もあります。
管理者さんがいらっしゃったので今回の受賞に至るまでの紆余曲折(コロナ禍やウッドショックなど)、前に進みたくても進めない状況、それでもなんとかこの施設が立ち上がるまでのお話を聞かせていただきました。
「いしいさん家」はここ数年メディアに取り上げられることも度々あり、今回グッドデザイン大賞を受賞した事で、なんだか石井さんが遠くの人になってしまうような気持ちにもなりました、と心の内をお伝えすると「わかります、でも彼の受賞の時のいで立ちを見てください。彼はあのままですよ。何も変わっていません。」と笑顔で答えてくださいました。(石井さんは元ラガーマンで、いしいさん家の法人名はオールフォアワンです)
『52間の縁側』『宅幼老所みもみのいしいさん家』スタッフ様、お忙しい中、ご対応くださり、ありがとうございました!
『52間の縁側』はこちら↓