【八千代市】寒空の下、笑顔を込めて!萱田中学校ボランティア部による手作りの「門松作り」完成しました!
八千代市立萱田中学校にて、2025年12月の年の瀬、ボランティア部の生徒たちによる門松作りが行われました。

今回の活動は、1年生9名、2年生2名の計11名の部員が、顧問の山崎先生、齊藤先生、そして「萱田中学校フラワーサポーター」の皆さんと協力して作り上げたものです。

初日の12月23日には、冷たい風が吹く中、地元の飯綱神社へと足を運びました。立派な門松の主役となる竹、そして彩りを添える南天を、自分たちの手で丁寧に切り出してくるところから始まります。

画像提供:萱田中学校フラワーサポーター
メインの作業日となった24日は、朝から震えるような寒さ。時折雨も降る厳しい環境の中、竹割りと鉢内への植え付け作業を行いました。

まず、3本の竹を「7:5:3」の比率になるよう整え、節が笑顔に見える「笑い竹」の加工を施します。笑ってるように見えますよね!

この竹を土台の中央に立てる「芯立て」を行い、その周囲には松、南天、紅白の葉牡丹といった縁起物を、彩り豊かにバランスよく飾り付けていくのですが、

土台を固定し装飾する荒縄の締め方にも古来からのやり方があります。奇数は縁起の良い「陽」の数とされており、この回数で締めることで、新しい一年の多幸を願う心が込められています。

寒さで手がかじかみ、縄を引く指先には力が入りにくい状況でしたが、生徒たちは一巻きずつ丁寧に縄を締め、仕上げの飾り付けを進めていきました。

最終日の26日は、いよいよ最後の仕上げです。土台の周囲を「こも(藁の筵)」で包む「袴(はかま)」を巻きます。こもで包むことには、そこを神聖な場所とする「結界」の役割があり、年神様をお迎えするための清浄な空間が整ったことを示しています。

画像提供:萱田中学校フラワーサポーター
最終日は部員3名での作業となりましたが、少数精鋭で細部までこだわり、ついに立派な門松が完成しました!

画像提供:萱田中学校フラワーサポーター
このボランティア部は、門松作りのような季節の行事だけでなく、校内のコピー用紙やトイレットペーパーの補充、クラスの雑務支援など、日頃から学校全体の困りごとに寄り添い、自ら動く活動を続けています。

入部のきっかけは「もともとボランティアに興味があったから」「誰かの役に立ちたいと思ったから」など、一人ひとり様々です。しかし、実際に活動を始めて感じた喜びについて尋ねると、皆一様に「ありがとうと言ってもらえるのが何よりも嬉しい」と笑顔で口にします。その純粋な実感が、日々の活動を支える大きな原動力になっているようです。

冬の厳しい寒さの中、冷たい竹や縄に触れながら、学校と地域のために一生懸命に手を動かし続けた生徒たち。本当にお疲れ様でした!

青々とした竹の輝きと、彩り豊かな縁起物。生徒たちが寒さに耐え、心を込めて整えたこの門松が、萱田中学校と地域の方々に、清々しく穏やかな新年を運んできてくれることでしょう。佳き年神様を迎え、素晴らしい一年が幕を開ける準備が整いました!

「八千代市立萱田中学校」はこちら。





