【八千代市】八千代発・ミツバチのセカンドライフを守る八千代の養蜂家・佐藤さん「やちよ蜜」の挑戦!
八千代市に養蜂家さんがいるのをご存知ですか? もしかしたら、八千代の人気のカフェ「cafe hiyori」さんや、JA八千代市「よったいよ」さんなどで、このハチミツを目にしたことがあるかもしれません。

実は、このハチミツは八千代市の養蜂家の佐藤さんが、八千代市の新川沿いで、お花から集めた蜜を使って作っていて、ミツバチが飛ぶのは最大半径3kmといわれていることから正真正銘の地元の味、「やちよ蜜」なんです。

佐藤さんの養蜂は、ミツバチを「農業の道具」ではなく、「一緒に働く大切な仲間」だと考える愛情から生まれています。ミツバチたちが厳しい冬を越したあと2月ごろから春にかけて、大抵の養蜂家は砂糖水を巣箱の中で与え、蜂を元気にさせていきますが、佐藤さんは去年にとっておいたハチミツを与える「蜂蜜給餌」をしているので、砂糖水由来のハチミツが販売用のハチミツに混ざることが100%なく花蜜からできたハチミツが出来上がります。

また、佐藤さんのハチミツは、国産の「百花蜜(ミツバチが複数の異なる花から集めた蜜を混ぜ合わせたはちみつ)」に分類されるのですが、採蜜した時期によって商品を分けて販売していることが大きな特徴です。4月に採蜜したハチミツは桜の花蜜が多く、一年で最も濃厚で甘みが強い「プレミアム」な味わい。6月に採蜜したハチミツはアカシア系の花が多く、7月に採蜜したハチミツはまさに百花蜜という感じの色々な花が混ざっています。濃厚でとても甘い春から始まり、夏に近づくにつれて、さらさらなさっぱりとした甘さになるのですが、季節の移り変わりを楽しめます。

佐藤さんがミツバチを仲間と呼ぶ背景には、その短い命と、過酷な生態があります。春から夏の時期の働き蜂(メス)の寿命は、わずか30日前後なんだとか。彼女たちは巣の中で2週間ほど内勤したあと、いよいよ花粉や花蜜をとる外勤の仕事へとかわっていきます。

女王蜂は群れの「母」ですが、群れ全体を主導しているのは実は働き蜂たちなんですって。働き蜂たちの意思で、新しい女王を生み出すことを決めているということ、ご存知でしたか?

イチゴの生産にはかかせない交配をミツバチが担っていることが多いですが、いまのやり方は、ミツバチを1シーズンで「使い捨て」してしまうやり方が主流。佐藤さんは八千代市内のイチゴ農家さんとともに新しい「循環型のモデル」にも挑戦しています。

イチゴの交配率や成果率を高める事にアプローチしつつ、ミツバチを1シーズンで使い捨てせずに循環できるモデルをスタートしていて、八千代市から千葉県へとそのやり方を広めようとしています。

佐藤さんは、ハチミツの販売やこの情熱的な取り組みをより多くの人に届けるため、色々なマルシェへ出店したり、お客様とのコミュニケーションを大事にした直売所の開設を模索したり、新商品開発も計画中とのこと。「やちよ蜜が自然や季節を語るきっかけとなったり、ミツバチの生態を伝えるための”お話会”など開催できたらいいですね」と語ります。

興味がある人はぜひInstagramのDMから問い合わせてみてくださいね!ミツバチの元気と、それを支える佐藤さんたちの情熱は、黄金色に輝く「やちよ蜜」となって私たちの健康で繋がりある未来を、より豊かにしてくれそうです。最近、通販サイトも開設されたばかりなようですが、在庫が少ないようなので気になる人は覗いてみてくださいね!
「cafe hiyori」はこちら。
JA八千代市「よったいよ」はこちら。





