【八千代市】イオンモールが防災訓練の舞台に?!新しく始まった「防災フェス」大盛況でした!

2025年9月6日、イオンモール八千代緑が丘で「防災フェスやちよ2025」が初めて開催されました!

これまで市内各地で開催されてきた防災訓練に参加するのは、防災意識の高い人が中心になりがちでした。しかし、今回イベントを主催した八千代市自主防災組織連絡協議会は「どうすればもっと多くの人に、防災を自分ごととして捉えてもらえるだろう?」と考え、その答えが、多くの買い物客が行き交うショッピングモールという日常の空間でした。

イベント当日は、小さな子どもを連れたご家族や若者たちが、買い物や映画の合間を縫って参加し、会場は活気にあふれていました。普段は気に留めることのない防災というテーマに、実は多くの人が興味を持っていたようです。

千葉県災害対策コーディネーターによる防災講演「八千代市で考える大規模災害と在宅避難」では、今後30年以内に八千代市でも震度6弱から6強の地震が起きる可能性が高いことや、それに伴って被害が想定されるライフラインの現状について語られました

その上で、避難所に行くことだけが避難ではない、自宅で過ごす「在宅避難」が命を守る第一歩だと説明。

「自分と家族を守るのは自分自身。今日からできる備えを始めましょう」との言葉は、まさに日用品が揃うイオンモールという場所だからこそ、より具体的な行動へと繋がるメッセージとなりました。

訓練は、イオンモール内と駅前広場の2会場で実施。建物内ではAED・心肺蘇生訓練コーナーが設置され、たくさんの市民が実際に機械に触れて、その使い方を確かめていました。時には順番待ちの列ができるほどで、実は多くの人が興味を持っていたことが伺えます。

AED・心肺蘇生訓練では、八千代市女性消防団が指導にあたり、心臓マッサージのリズムを「もしもし亀よ」の歌に合わせる方法を紹介しました。この誰もが知るメロディーを使うことで、緊急時でも正しいテンポで処置を行うことができます。

この方法を「知っているかいないか」が、いざという時の人命救助の成功率を大きく左右するかもしれません。今回、子どもたちも楽しみながら真剣にAEDに触れる姿は、大人だけでなく誰もが命を救う力を持っていることを改めて感じました。

駅前広場では、煙中体験や初期消火体験など、体を動かしながら学べる実践的なコーナーが人気を集めました。

そして、県内に1台!しかない貴重なモバイルファーマシーの展示には、多くの人が足を止めて熱心に見入る姿も。

子どもたちに好評だった消防ガチャも、楽しみながら防災に触れるきっかけとなったようです。

2019年に八千代市とイオンは子育て支援や地域振興などで連携協定を結んでおり、市民団体である八千代市自主防災組織連絡協議会が持ち込んだ画期的な企画に対してもイオンモール側は快諾。今回のイベントが実現しました。

市民生活の中心であるショッピングモールを舞台に、行政と市民団体、そして民間企業が一体となった防災の輪が、今後もさらに広がっていくことを期待します!

イオンモール八千代緑が丘はこちら

号外NETの広告出稿はこちら

号外NETメルマガ

号外netは持続可能な開発目標(SDGs)を支援します

号外netへの提供提供求む!