【習志野市】実籾の高台に佇む隠れ家台湾カフェ「胡椒餅フーピン」昭和レトロと台湾レトロが息づく空間で自分だけの「フーピンタイム」を♪
昨年2024年11月にOPENした実籾の台湾カフェ「胡椒餅フーピン」さん。もう行かれましたか?実籾本郷公園のすぐそばにあり、こののぼりが立っていれば営業中の合図です。
筆者は実籾本郷公園沿いの道からお店へと続く階段を上って伺いましたが、以前ご紹介した本格台湾レストラン「太郎飯店」さんの並びにあるので、そちらからだと階段の昇り降りはしなくて大丈夫です。文末の地図でご確認くださいね♪
階段を上り始めると、不思議なことに、それまで耳に入っていた喧騒がふっと遠のきます。
のんびりとした空気が流れ、まるでどこか遠い避暑地へ迷い込んだかのような感覚。
階段の途中には、様々な花や樹木が茂り、田舎に帰ってきたような温かい気持ちにさせてくれます。こちらはなんとキウイ。
階段を上り切って振り返ると、広がる緑に青い空と白い雲。このお店へのアプローチ自体が、もう「フーピン」の世界への入り口です。
一歩店内へ足を踏み入れると、昭和レトロと台湾レトロが交差する世界が広がります。ペパーミントグリーンの障子の枠にはどこか台湾情緒を感じさせてくれます。
すべて違うテイストの椅子やテーブル、そして懐かしさを感じる昭和のガラス。どこを切り取っても絵になるフォトスポットばかり。
キッチンカーから始めたという「フーピン」の店主さんは大の犬好きで、なんとワンちゃんの入店もOKという嬉しい心遣い。
店内には台湾音楽がBGMとして流れ、温かい照明と相まって、心からリラックスできる時間が流れています。
店主さんご自身が台湾への深い愛情をお持ちで、「台湾の魅力は人々の優しさと親日的な気持ちにある」と語ります。その店主さんも温かいお人柄で、お気持ちはお店の隅々まで行き届いています。
セットでいただける二つのメニュー。ちょうどお昼時だったので、胡椒飯をチョイス。
こちらが胡椒飯セットです。生姜がじんわり効いたクリアスープは、体に染みわたる優しい味わい。きゅうりともずくとカニカマの和え物、たまごサラダ、キャベツの煮浸しといった小鉢も、どれも丁寧に作られた素朴な美味しさです。メインの胡椒飯は、白髪ネギと紅生姜がトッピングされ、胡椒を始めとした複雑なスパイスの香りが食欲をそそる、風味豊かなご飯でした。
さて、お次はデザート。台湾スイーツといえば・・・やはり「豆花」ですよね!
優しい甘さともっちりとした食感が特徴の豆花には、今回は季節のフルーツとして瑞々しいスイカが添えられていました。ほっと心が和む味わいです。
店名にもなっている「胡椒餅」をいただかないわけにはいきません。「餅」という名前から、モチモチした食感の食べ物を想像していましたが、これは「スパイシーミートパイ」という表現がぴったり。インド料理のサモサのような外側の生地に、胡椒が効いたジューシーなひき肉がぎっしり包まれています。大きく口を開けて、手で掴んでワイルドにいただくのがおすすめ!
店主さんはオーダーを持ってきてくれる時に「ゆっくりなさってくださいね」と一言、声かけしてくれた後は、基本的に良い意味で放っておいてくれるのが筆者的には嬉しいポイント。忙しい日常を自分のペースで忘れられ、心地よい「フーピンタイム」を過ごせました。春や秋はこのデッキで心地よい風を感じながら自分だけのひとときを過ごせるようです。
テイクアウトした手作り「パイナップルケーキ」も美味しかったですよ♪パイナップルの酸味がしっかり効いていて、こっくりとした生地の口当たりとのコントラストがたまりません♪いくつかおうちにストックしておいて、紅茶やコーヒー、もちろん台湾茶とともに、ゆっくりとしたひとときを過ごすのに最適なスイーツです。運が良ければ、ちょっぴりお安くなっているパイナップルケーキに出会えるかも。
習志野市実籾の高台にひっそりと佇む隠れ家台湾カフェ「胡椒餅フーピン」。美味しい料理はもちろんのこと、ここにしかない非日常的なロケーションと、昭和レトロと台湾レトロな雰囲気が交差する空間が魅力のお店です。
昨年のオープン以降、台湾好きさんの間で口コミが広がり、今では都内からお越しのお客様もいるんだそう。ぜひ7月の営業スケジュールをチェックして、自分だけの「フーピンタイム」を過ごしに訪れてみませんか?
「胡椒餅フーピン」はこちら。