【習志野市】花ざかり!藤棚めぐり散歩〜白、クリーム、ピンク、濃紫に薄紫〜自分だけの藤棚マップ作ってみませんか♪
2025年春の大型連休が始まりました!習志野市内の美しい藤棚も見頃を迎えています。お天気の良い日に「藤棚巡り」してみませんか?先日、桜のシーズンが終わり、新緑が美しい実籾本郷公園へ藤棚を見に行ってきました。実籾本郷公園には、多目的広場側と、水鳥の島側と2ヶ所に藤棚があります。こちらは駐車場近くの多目的広場側の藤棚。
こちらは奥へ進んだ水鳥の島側の藤棚です。白と藤色のコントラストが綺麗ですね。なんとなく歌舞伎の「藤娘」を思い出させます。
ここにある真っ白な藤のその美しさにもしばし心を奪われました。ちょうど藤棚の手入れをされている業者の方がいたので、お仕事の邪魔でなければ、と藤についていろいろお聞かせいただきました。「今日は摘花か何かですか?」とお聞きしたところ、
「実は市内の藤の花の中には、ちょっと病気にかかってしまっているものがあるんです」との答え。実はこのようにふっくらしていてコロンと可愛らしい蕾は病気ということをご存知でしたでしょうか。
「フジツボミタマバエ」という害虫が藤の蕾に寄生し、開花を妨げてしまうそうです。公園の美しい景観を保つべく、なるべく農薬は使用せず、被害を受けた蕾を一つひとつ手作業で取り除くという、大変な作業が行われていた最中でした。ちなみに、こちらが健康な藤の花の蕾です。
ここの藤の木は最初は立木だったそうで、それを棚に這わせて早7年。だいぶ形になってきた、とおっしゃってました。でもまだまだ成長途中の藤棚との事。これからが楽しみですね!
お話によると、習志野市内にはなんと36ヶ所もの藤棚があるようです。いくつか近くの藤棚を教えていただいたので実際に足を運んでみたのですが、藤の花の色が実に多様!訪れた場所の藤の様子を、ちょっとご紹介しますね♪
まず、屋敷近隣公園では、レンガの門柱と藤のコントラストがヨーロッパのような雰囲気。巡った公園の中では一番、庭園感の漂うしつらえでした。花房は濃い紫色と薄い紫色と半々で、少しだけこれから咲く白い藤も。風に揺れる姿が印象的でした。
袖ヶ浦西近隣公園の藤棚は、バス停のところです。大きな藤棚には、
紫色に加えて真っ白な藤に、
クリーム色のような藤も見られました。淡く優しい色合いの藤です。
遠目からはわかりませんでしたが、見上げるとここの藤棚は傾斜がついていて屋根状だということがわかります。
住宅街にある実籾6丁目児童遊園の藤棚は児童公園の中ということもあり、子どもたちが遊ぶ遊具のすぐそばにあります。滑り台の上からは、いつもは見上げるばかりの子どもでも正面に藤を愛でられそうです。
そしてここはベンチが藤棚の真下ではなく脇にあるので、藤棚を眺めながら一休みできるのも良いところ。
東習志野2丁目児童公園(ユトリシア近く)の藤棚は、マンションの景観の一部のよう。花の色はカラフルで紫色の濃淡に加え、濃いピンクの藤も。
この季節、居住者の方々が日常的に美しい藤を楽しめるのは羨ましい限りです。
新栄の藤棚は、見事な桜並木のマラソン道路沿いです。規模は大きくありませんが、車の運転中に「桜が終わって今度は藤が咲いたな」と気づいた人もいるのでは。
花の色は濃い紫色で、房のなりもたっぷりとしていて、たわわに実るぶどうのようです。筆者は幼き頃、ここの藤棚を「ぶどうがなっている!」と思っていました。
今回の藤棚巡りでは、「藤色」という言葉だけでは捉えきれない、藤の持つ豊かな色彩と多様な美しさに改めて気づかされました。淡い紫、濃い紫、そして白やクリームやピンク…それぞれの藤が持つ個性的な魅力は、丹精込めて手入れされている業者の方々のおかげで、私たちがこうして目にすることができるのだと感謝の気持ちも湧いてきます。実際に足を運んでこそ感じられるこの美しさ、皆さんもぜひ、近隣の藤棚をハシゴして心の中に藤棚マップを作ってみてはいかがでしょうか♪この季節ならではの藤たちとの出会い、楽しんでくださいね!
- 【撮影日】
- ・実籾本郷公園・屋敷近隣公園:2025年4月25日
- ・東習志野2丁目児童公園(ユトリシア近く)・新栄:2025年4月26日
- ・袖ヶ浦西近隣公園・実籾6丁目児童遊園:2025年4月27日
「実籾本郷公園」はこちら。