【習志野市】実籾八幡稲荷神社「初午祭」習志野の歴史と地域が繋がる温かいお祭りで名物すいとんに舌鼓♪
2025年2月11日(火・祝)、実籾八幡稲荷神社にて「初午祭」が開催されました!今年は冷たい風は吹くものの、よく晴れ、隣の公園で開催されたフリーマーケットにもたくさんの人が遊びに来ていました!
筆者が現地に到着したのは、式典開始時刻より少し前。会場内では世話人の方々による、体がじんわり温まる甘酒や、
子どもだけでなく、実は大人にも好評のわたあめ、
そして初午祭名物とも言える、女性部の皆さんお手製「すいとん」が準備中でした。
11時の式典開始時刻になり、来賓の方々が本殿前に参集。神事が行われた後、鏡開きも。宮本泰介市長は「575年以上の歴史の中で、戦争や疫病、震災などの困難を乗り越え、この地域の人々に育まれてきた。 この力こそ、私たちの街づくりの原動力だ。」と力強く新年の挨拶。
世話人会代表の小林道成さんは東京の生まれで、1970年頃にこの地へ移り住み、もう50年以上経つんだとか。「挨拶だけしてくれればいいから」という言葉から、世話人代表を引き受けて5~6年。その中で、小林さんが出会ったとても印象深い方のお話をきかせていただきました。
それは、今でもこの近辺にお住まいの、満州から引き上げて来たという女性。引き上げ直後はすぐに住める場所はなく、そんな人たちのために、当時このお稲荷さんの裏にあった練兵場の馬小屋を改造し、住めるようにした場所に入居したそうです。
その女性は当時わずか4歳くらいでしたが、それでも今でもはっきりと覚えているそうで、1日と15日には欠かさずお稲荷さんへお参りに来るそうです。小林さんは、「そういう方の為にも元気でいる限りは世話人としてこの神社を守っていきたい、この初午祭もたくさんの人に知ってもらって、足を運んでもらいたい」と語ってくれました。
式典終了後は、すいとんが振る舞われました。冷えた体に染み渡る美味しさのすいとんを、宮本市長も佐々木議長も小熊教育長もお待ちかねのようでした!
フリーマーケット会場では、習志野ソーセージをはじめとしたお腹を満たすフード系屋台から、
雑貨や子ども向けの屋台に、
親切な対応が印象的な靴屋さんまで。午後に習志野市のイベントではおなじみの「凛衣菜(りいな)」さんによるパフォーマンスも行われたとの事。
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画像提供:習志野商店会連合会
実籾八幡稲荷神社の初午祭は、神社の歴史と地域の繋がりを感じさせる、温かいお祭りです。実籾駅南口から徒歩約9分。来年も開催は2月11日の建国記念日。歴史ある神社の神事とフリマが一度に楽しめますよ!ぜひ、カレンダーに今から印をしておいてくださいね!
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