【習志野市】10年ぶりに習志野の夜空に咲いた20,000発の花火!「習志野市制70周年記念花火大会」完全レポお届け♪
習志野市制施行70周年を記念し、2024年11月23日(土)と24日(日)の2日間開催された習志野花火大会は、約2万発の花火が夜空を彩り、大盛況のうちに幕を閉じました。
主催の方によると、2日間で約25,000人の人出だったようです。初冬の夜空に華やかに咲き誇った花火は、来場者たちの心を掴み、会場全体が歓声に包まれました。
1日目はIgnitionEve。公式HPによると「イグニッション(Ignition)」は点火や始動を意味し、新たな始まりを告げる前夜祭のエネルギーを強調しているとの事。若年層を意識した選曲の花火ショーで、10年ぶりに習志野の花火を見た人からは「今風のノリノリの花火でまるでコンサートみたいでした!花火もこんなふうに変わっていくんですね」との声。
筆者は2日目の70th Grand Celebrationの日に会場へ。美爆音で有名な習志野高校吹奏楽部が特別ゲストとして参加との事。会場へのアクセスはJR新習志野駅から徒歩15分とのことでしたが、歩いている最中はとにかく花火が楽しみ!という人ばかりであっという間に会場、という距離感覚でした。
会場に着いた頃は、茜浜に沈む美しい夕焼けも楽しむことができました。
開場は15時からなので、時間に余裕を持って到着した人たちは40台もの出展だったフードブースのグルメに舌鼓を打ちながら始まるのを待っていた様です。
この花火大会はステージパフォーマンスも見どころの一つでした。1日目は千葉海上保安部の働く車展示やチアリーディングのパフォーマンスがありました。2日目はシンガーソングライター小林柊矢さんのライブパフォーマンスでスタート!
アコースティックギターの表情豊かな音色に乗せて新曲「恋なんて」などが夕暮れの茜浜に溶け込み、心地よく会場にながれてゆきました。
宮本泰介習志野市長の挨拶があり、いよいよ習志野高校吹奏楽部のスペシャル演奏が始まりました!今回は部員191名の参加。
今回初めて習志野高校の演奏を生で聞いたという人は「習志野高校吹奏楽部が全国的に有名になるのもうなずける。習志野市にこんな素晴らしい吹奏楽部があることを改めて誇りに思うし、また聞きにいく機会があれば行きたい」と興奮気味に話していました。
2日目の花火は習志野高校の「レッツゴー習志野」と共にスタート!今年の7月1日にリリースされた日本テレビ系「ZIP!」テーマソングにもなり話題となった東京スカパラダイスオーケストラとの楽曲「一日花 feat.imase&習志野高校吹奏楽部」と続きました。
「メッセージ花火」のコーナーでは大切な人へのメッセージの後に花火が1発打ち上げられました。
家族への感謝、先生から生徒への花向けの言葉、そしてプロポースなど様々なメッセージが花火とともに空へ舞いました。
今回の花火大会の振り返りを新習志野茜浜花火実行委員会の浅間さんにお伺いしました。「一番最初、習志野の茜浜を見た時に直感的にここならできるな、と思えた。
前面が海面で、陸地が傾斜していることや、囲まれている地形のおかげで観覧席が作りやすかった」との事。
「初開催ということで苦労もあったが市役所の方々や、近隣住民の方々、企業の協力があってなんとか開催できたと思っている。
反省点は尽きないが来年開催の際には今年の反省を活かし、より良い花火大会にできたら」と来年への意欲的な思いも。
今回は「台船」と呼ばれる60m×30mの大きさの作業船2台からの打ち上げ。これまでに様々な会場で花火を打ち上げてきたが、実は東京湾でこの台船だけでの打ち上げは初めての試みだったとの事!
VIP席から台船までの直線距離は500mなのに対し、実は一番リーズナブルなB席からは300mの距離。
よって、打ち上げ場所から一番近い距離で花火が見えたのはB席でした!水面が、花火の色によって変化していくのも海上花火の醍醐味です♪
全国の花火大会に足を運んでいる花火マニアの方からも浅間さんに「想像以上に綺麗に見えた」という声が届いたとの事。地元民としても嬉しい声ですね♪圧巻のエンディングでは、観衆から大きな拍手と歓声があがりました。
10年ぶりに開催された習志野市内での花火大会は、茜浜のポテンシャルの高さに改めて気づくきっかけとなりました。全席有料席という初の試みでしたが、来年以降も、より一層盛り上がる花火大会となったら嬉しいですね!
「茜浜緑地」はこちら。