【八千代市】eスポーツで就労を支援?!八千代市に新たな風を吹き込む「メタゲーム八千代」の挑戦
東葉高速鉄道八千代中央駅から徒歩約1分の場所に、「ゲームの力で就労を支援する」ユニークな就労継続支援B型事業所「メタゲーム八千代」が開所しました!就労継続支援B型事業所とは、障がいや病気などの理由で、すぐに一般企業で働くことが難しい方が、それぞれのペースで働く訓練をしたり、スキルを身につけたりする場所です。
この施設を運営するのは、長年にわたり介護福祉の現場に尽力してきた野原宏太さん。母親が看護師であった影響や幼少期の祖父母の介護経験から、15年以上介護職として経験を積み、八千代市を中心に介護福祉の会社を立ち上げて9年目との事。介護福祉士、相談支援専門員、サービス管理責任者、ケアマネージャー、認知症ケア専門士といった高齢者支援と障がい者支援の両方に関わる資格を持つことで、ご自身にしかできない包括的な支援をスピード感を持って進めています。プライベートでは三姉妹のお父さんなんだそうですよ!
「メタゲーム八千代」では、利用者さんがeスポーツをきっかけに、動画編集やSNS運用代行といったデジタルスキルを習得し、就労に繋げることを目的としています。ゲームに対する「楽しい」「好き」という気持ちを原動力にすることでスキルアップできる環境を提供。

画像提供:metagame
Adobeの有料ソフトが使い放題の高性能PCが完備され、プロレベルの環境で実践的なスキルを磨くことができます。こういった専門的な設備とスタッフが常駐する施設は、実は千葉県内では初なんだそう!
利用者さんは「プロゲーマーコース」でeスポーツの技術向上を目指したり、「クリエイターコース」で動画編集やWeb制作といったクリエイティブなスキルを習得できます。筆者も羨ましくなるほどのサポート体制で、現在は20代から50代まで幅広い年齢層の利用者さんが通っています。

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「メタゲーム」は、単なる就労支援施設に留まりません。最近、一般の子どもたちがeスポーツに触れる場所「メタゲームこども広場」の提供も始めました。
これは事業所に通う利用者さんと子どもたちが交流することで、多様性を経験し、お互いを理解し合う共生社会を育むきっかけにもなり得る試みです。
八千代市内の小中学校でPTA会長も歴任されてきた野原さんは「共働きの家庭が増えている今だからこそ、こどもが放課後に安心して過ごせる場所を増やし、さらには最新のデジタル環境に触れる経験をさせてあげたい」と意欲を語ります。ゆくゆくは子どもだけでなく、一般社会人にもリスキリングの場を提供できればと考えているんだそう。地域貢献の手もゆるめません。
そんな野原さん、実は開所にあたり、物件探しにはかなりご苦労されたとの事。広さ、駅からのアクセス、そしてバリアフリー・・・なかなか見つかりませんでした。条件に合致していても、事業内容の点でビルオーナーの理解が得られず、諦めざるを得ないことが続いたと言います。
そんな中で巡り合ったのが現在の場所。気さくで深い理解を示してくれたオーナーとの出会いに、感謝してもしきれないと語ります。
今後は、地元企業との連携をさらに強化し、利用者さんがスキルを活かせる仕事(発送業務やWeb制作など)の創出にも力を入れていく方針です。興味を持たれた事業者さんは、ぜひ野原さんにコンタクトを取ってみてくださいね!

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野原さんの情熱と「メタゲーム八千代」の取り組みは、八千代市に新たな風を吹き込みました。来年のつつじ祭りへの参加も構想にあるとのこと。どんな形で参加するのか、楽しみですね!「メタゲーム八千代」の活動から、今後も目が離せません!
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