【八千代市】全国48番目のオートバイ神社誕生!七百餘所神社で開所式、200台350名が参集
2025年5月11日、八千代市村上に鎮座する由緒ある七百餘所神社にて、全国で48番目となるオートバイ神社の開所式が盛大に開催されました!
当日は晴天にも恵まれ、県内外から約200台のオートバイと350名(神社発表)ものバイク愛好家や関係者が集結。駐車場には様々な車種のこだわりのオートバイが並びました。
午前11時、式典開始。厳粛な雰囲気が漂います。
神社関係者・バイカー参列者へのお祓いが行われ、オートバイの安全祈願や交通安全への願いが込められました。
七百餘所神社の佐藤宮司は、「このオートバイ神社を通じて、バイク愛好家の皆様の交流の場となり、安全運転への意識向上に繋がれば幸いです。地域の活性化にも貢献できればと考えております」と語りました。
また、来賓からはこの地が八千代市内の中でも梨の名産地であることが説明され、「ぜひまた梨の季節にこの地へ訪れて欲しい」と参列者へのPRも。
この日、典儀(てんぎ・神道の祭礼で司会役の人を指す言葉)の命を受けたのはご存知、バイクのカリスマ伝道師ボーカリスト・末飛登(まひと)さん。緊張しながらも、時には場を和ますトークを交え、式次第を進めてらっしゃいました。
その後、上野雅楽会代表の野田知宏氏による舞楽「蘭陵王」が奉納され、参加者は日本の伝統芸能を堪能。なかなか眼にする機会のない舞楽という事もあり、この奉納を見に来る事が目的の方もいらっしゃったほど。
実際に、この舞楽を目的に参加した方からは「バイクにはあまり親しみはないのですが、こうして新しく物事が始まる瞬間に立ち会う事ができて、とても嬉しいです。初めて来た神社ですが、木々から差し込む光の雰囲気が素敵だと思いました」とコメントも。
奉納後の末飛登さんと野田さんのトークでは、今回奉納された舞楽「蘭陵王」について、中国大陸から伝わった舞であり、左舞(さまい)に分類されるという解説がありました。左舞の大きな特徴は、基本的に左方向から動き始めることです。これに対して、右舞(うまい)は右から左へと動きます。
また、衣装の色にも違いがあり、左舞ではオレンジ系の色が多く用いられるのに対し、右舞は朝鮮半島からの影響を受けて、青っぽい装束を身につける傾向があるという興味深い話も聞けました。
舞楽奉納終了後は、バイク御朱印の授与が開始されました 。ライダーの皆さんは佐藤宮司と末飛登さんとの会話も楽しみながらお目当ての御朱印をいただいていました。帰りがけ、駐車場ではライダー交流会的に愛車談義に花が咲いていたようです。
また、女性一人でいらしている方もいて「こちらにこんな神社があるのは知りませんでした。バイクに乗り始めて1年足らずなのですが、オートバイ神社を巡って色々なところへ行きたいです」とのこと。
この日はまさに、佐藤宮司の目指す「オートバイ神社をきっかけとして、神社や地域の新たな魅力発信につながれば」という思いが形になった1日でもありました。この開所式を機に、バイクを愛する人々、そしてこの地を愛する人々にとって、素晴らしい未来への出発点となりますように!
なお、御朱印受付は毎週金・土・日・祝日ですが、兼務神社の神事や外祭などで開いていないこともあるので、訪れる際は公式HPをご確認下さい!
「七百餘所神社」はこちら。