【習志野市】恵みの雨と泥と笑顔! 「実籾郷(さと)の会」田植えが開催されました!

2025年5月6日、実籾本郷公園のすぐそばにある田んぼにて、実籾地域で環境保全活動に取り組む「実籾郷(さと)の会」さんの田植えが開催されました!

実籾郷の会田植え

GW最終日ともなるこの日は雨。そんな中、実籾の田んぼでは、郷の会会員の方々に加え、実籾小学校の児童とご家族、そして先生方が集まり、田植えが行われました。こちらは雨天フル装備で参加の実籾小学校の校長先生!

実籾郷の会田植え

さらに、実籾高校の生徒と先生方も駆けつけ、雨の中、皆で力を合わせ、苗を一本一本丁寧に植えていきました。

実籾郷の会田植え

「雨でも田植えやるの?!」と思う方もいるでしょう。雨天のメリットの一つには「稲の苗が乾燥しない」という事があります。そう聞くと、「なるほど!」と思いませんか?まさに「恵みの雨」。この季節ならではの「穀雨」なんて言葉もあるくらいです。

実籾郷の会田植え

この日、雨に打たれながらも、子どもたちに米作りを優しく教え、田植え作業を進めたのは、長年にわたりこの地の自然を見守り続けてきた「実籾郷の会」の皆さん。

実籾郷の会田植え

「実籾郷の会」は、実籾本郷公園とその周辺の自然を保つために活動している地元の方々で構成される団体です。

実籾郷の会田植え

公園の掃除から、休耕田での米作り、子ども向けの自然体験、地域の伝統行事の伝承まで、色々な活動をしています。こちらは小林会長(左)と、櫻井副会長(右)。

実籾郷の会田植え

小林会長はなんと90歳!を迎えられるにも関わらず、この日も雨の中、率先して田植え機のハンドルを握り、作業を牽引されていました。

実籾郷の会田植え

作業開始の合図とともに、田んぼの中へ裸足で躊躇する事なく入っていく子どもたち。

実籾郷の会田植え

泥に足を取られながらも、足元を確認しながら丁寧に苗を植え付けていきます。この後、尻もちをついて早々に泥んこになる子も。

実籾郷の会田植え

慣れてくると「楽しい〜!」手植え作業。この日の外気温より、田んぼの中は温かかったそうですよ!

実籾郷の会田植え

雨の中の田植えという貴重な体験を、おっかなびっくりしながら小さな身体いっぱいで楽しんでいました。

実籾郷の会田植え

郷の会の方も、今の子供たちが土に触れる機会が少ない事を踏まえ、こうして作物が育つ過程を実際に土に触れながら学んでほしいと考えています。

実籾郷の会田植え

「実籾郷の会」は、長年の活動を通して地域の自然環境保全に大きく貢献してきましたが、会員の高齢化と人手不足という課題も抱えています。特に、秋の稲刈り後、刈り取った稲を田んぼからトラックに積み込む作業は、人手が足りず難儀するとのこと。

実籾郷の会田植え

会員の方からは「実籾小や実籾高校の卒業生が、稲刈りの時に一人でも二人でも手伝いに来てくれれば本当に助かるんだがなぁ・・・」という声も聞かれました。未来に向けて、この大切な活動を続けていくために、若い世代の参加を心待ちにしているようでした。

実籾郷の会田植え

今回の雨の中での田植えは、子どもたちにとって忘れられない経験となるでしょう。自然の恵みや地域への愛着を育み、将来的に「実籾郷の会」の活動を支える担い手となってくれると良いですよね!実籾のこの豊かな自然を繋ぐため、「実籾郷の会」の地道な活動はこれからも続いていきます。

実籾郷の会田植え

少しでも興味を持たれた方は、ぜひ、「実籾郷の会」さんへ連絡してみてくださいね!

実籾郷の会田植え

「実籾郷の会」田んぼはこのあたり。

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