【八千代市・習志野市】迫力の空から地上へ!習志野演習場で繰り広げられた「令和7年降下訓練始め」現地レポ
2025年1月12日、陸上自衛隊習志野演習場にて「令和7年降下訓練始め」が開催されました!
この日の天候は曇り。寒い中、開場を待つ人が8時半より前から列をなしていたようです。筆者の現地到着時刻は9:40頃。演習場の入り口から、訓練が行われる「習武台(しゅうぶだい)」まではシャトルバスが出るほど距離(約1km~1,5km)が離れています。
入り口では手荷物検査などがあり、待たされた人も。もし、来年初めて行く方は、時間に余裕を持って現地に向かわれる事をオススメします!見学できる習武台付近に向かう途中には自動車訓練のコースや、
見慣れないアースカラーの耕運機のような車両が見られました。
戦車展示ももちろんあり、記念に写真撮影をしている人も多かったですよ!
野外売店ゾーンでは、来場記念にあれこれ買いたくなるグッズや、
身体が芯から温まる豚汁などを販売する出店が並びます。
参考資料によると、訓練に参加するのは陸上自衛隊機のみならず、航空自衛隊機は入間基地より、海上自衛隊機は下総航空基地より、米空軍機は横田基地より習志野演習場に集結。
10:10を過ぎ、降下訓練が開始しました。指揮官等降下の後、国旗と空挺団の団旗を携えての自由降下展示です。
続いて空挺降下展示。自衛隊広報班の方によると、今年の同盟国・同志国の参加は過去最多となる11カ国。
アメリカ軍、イギリス軍、オーストラリア軍、カナダ軍、フランス軍、ドイツ軍、オランダ軍、イタリア軍、ポーランド軍、フィリピン軍、シンガポール軍及びタイ軍の指揮官が降下してきます。
見慣れた形の13式空挺傘(「ひとさんしきくうていさん」と読みます)が続く中、
見慣れない落下傘が。こちらはアメリカの落下傘でアナウンスによると「T11落下傘」と言い、2008年から配備開始されているものだそう。今回の訓練ではアメリカ軍とオーストラリア軍が使用との事。
「自由降下」と「空挺降下」のパラシュートは形状の違いは勉強済みでしたが、こちらは初めてみる形状でした。
CH-47チヌークから投下された落下傘が空一面に広がります。
圧巻の習志野の空でした。
へリボン展示では、陸自ヘリコプターによる空中機動を含む島嶼防衛を想定した部隊行動の様子を展示。隊員がCH-47機から降下していく様子も見られます。
戦車やオートバイなどの車両の投下の様子も見られました。
こちらは島嶼防衛を想定した部隊行動の様子です。
最後の飛行展示では、陸自航空機が飛行する様子を展示。綺麗な隊列を組んで飛行していく様子は力強く、美しくもありました。
今回参加した11カ国の中で初めての参加となるのはフィリピン軍やイタリア軍。日本の領土・領海・領空を守るべく、各国とさらなる連携強化を図っていってもらいたいですね。
最後のらっぱ吹奏では第一空挺団オリジナル曲なども披露されました。
新年明けてまだ間もないところでしたが、日本各地で起きている災害派遣活動のため、陸上自衛隊第一空挺団は日本各地へ赴いているようです。降下訓練翌日には鳥インフルエンザ対応へ。
一年間の安全を祈願し、始まった降下訓練。国際協力の重要性を改めて感じるとともに、災害派遣など、国民の安全を守るために日々訓練に励む自衛隊の方々に敬意を表したいですね。
「習志野演習場」はこちら。