【習志野市】習志野文化ホールのパイプオルガンを未来へつなぐ、クラウドファンディング実施中!期限は10月31日(木)まで
習志野市では、1978年の習志野文化ホール開館以来、長年にわたって人々に感動を与えてきたパイプオルガンの存続をかけたクラウドファンディングが行われています。
このパイプオルガンは、習志野市の音楽文化の象徴であり、多くの市民に愛されてきました。
習志野市では、再建予定の文化ホールの建設費用が100億円を超える見込みの中、予算執行の効果を慎重に見極める必要があります。ホールに付属するパイプオルガンの再設置に関しては、賛否が分かれており、そのためクラウドファンディングが実施されることとなりました。
習志野文化ホールのパイプオルガンを、実際にご覧になられたことはありますでしょうか?この楽器は他の楽器に比べてはるかに大規模で、神秘的な音や迫力、表情豊かな音色が特徴です。一つ一つのパイプが奏でる音色は、その空間内に独特の雰囲気をもたらします。
小学生・中学生時代に文化ホールのステージに立った経験のある市民の方によると、その時はパイプオルガンを使用することはなかったもの、初めて見た時の存在感に強い印象を受けたとのこと。その後、文化ホールに足を運ぶたびに、そこにそびえるパイプオルガンに誇りと眩しさを感じるようになった、と振り返ります。長年にわたり歴史を紡いできたこのオルガンによる素晴らしいコンサート等も多く開かれ、人々の心に残る音を奏でてきました。
習志野市のパイプオルガンは、旧西ドイツ製のもので約1億円の費用で設置されました。これは、公共ホールに設置された日本初の大型パイプオルガンであり、現在も千葉県内で唯一の公共ホール用パイプオルガンです。
再設置の最大の問題はやはり移設にかかる高額な費用です。さらにその先の維持管理も考えると、長期的な財政面での検討が必要となってきます。習志野市の公式Youtubeでは、細かく丁寧にこのパイプオルガンについて宮本泰介市長が説明をしています。こちらの動画を見ると理解が深まるので目を通しておいてもよいかもしれません。
私たちの心に深く刻まれた文化ホールのパイプオルガン。もう一度、習志野でパイプオルガンの音色を聴きたい方、これまで聞いたことはないけれど習志野の音楽文化の象徴として存在したパイプオルガンに興味のある方は、クラウドファンディングサイトを訪れてみてはいかがでしょうか。期間は2024年10月31日(木)23:59までです!
「習志野文化ホール」(現在閉館中)はこちら。