【八千代市】介護でALOHA?!コンセプトはハワイアン「生活介護事業所ALOHA」の特別な空間や時間をご紹介
八千代市高津東の交差点にあった「TOPRUDE」というバイク屋さん。閉店してしばらくそのままでしたが、現在はすっきりとした外観に変わっているのをご存知でしょうか。
場所はヨークマート八千代台店のお向かいです。
外壁には控えめに「ALOHA」の文字。新しくオシャレなハワイアンカフェになったのでしょうか?
実はこちらは「生活介護事業所ALOHA」という場所だそうです。介護でALOHA、なんだか気になる組み合わせです。「コンセプトはハワイアン」という施設の中を見学させていただきました。
入口にはお祝いのお花が。聞けば2024年2月1日に開所したばかりの真新しい施設との事!サーフボード型の時計がかわいいですね♪
入口には手作りの施設名&ウェルカムボード「ALOHA」のプレート。
サーフボート型の時計にシーリングファン、ウェルカムボードと南国のテイストから始まる入口をさらに進むと、介護施設というより南国コンセプトのカフェに来たのかと勘違いしてしまいそうな、爽やかでちょっと心沸き立つ雰囲気。
「作業訓練室(さぎょうくんれんしつ」のプレート。スタッフの方々の手作りなんだそう。
作業訓練室内は、外光がたっぷりと差し込み清潔感があって柔らかな雰囲気。テーブルが珍しい円形で、席につくとモンステラやその他の観葉植物が自然と目に入るようになっています。
この丸いテーブル、角が無いので利用者さんもスタッフの方にも安全性が高いですよね!オシャレ度もとても高く、介護施設に使用されているのは初めて見ました。
使用されているイスも実はすべて特注なんだそう。いわゆる介護施設のイメージからどんどん離れていくこちらの施設。普通にカフェとして利用したくなるようなのこの施設はどのような場所なんでしょうか。
ここは18歳以上の身体障がい・知的障がい・精神障がいのある方にご利用いただく施設で、現在利用者さんは全員障害者支援区分では6の方々です。生活介護施設のイメージはどこか一辺倒なところがありますが、ここに来る方々には特別な場所に来たような、来るのが楽しみになる空間と思ってもらいたい。ですので作業所内はテーブルやイスだけでなく、食器にもこだわりました。通所する利用者さんはそれぞれ障害や状態が違います。どんな方にも、口にするもの、触れるもの、見るもの、聞くもの、すべてで楽しめる施設作りをこころがけました。
お食事はクックチルと呼ばれる新しい調理システムを導入。キッチン内でスタッフの方が丁寧に盛り付けて下さいます。オシャレなカフェカウンターから出されると気分もぐっと上がりますよね!
作業所内では、その日の活動内容に取り組んだり
プロジェクターを利用して壁面に映し出される映像を楽しんだり
時には横になったり。利用者さん各個人の体調や状態によってそれぞれの時間を過ごします。
こちらの施設には、他ではなかなか導入されていない特殊浴槽があります。明るく南国気分の通路を通りながら入浴場所へ。
右側は座ったまま入れるチェア浴槽、左側は横になったままゆったりと入れる浴槽です。
こちらの施設の特別なところは、医療的ケアに対応しながら(人工呼吸器の方・経管栄養の方・喀痰吸引の方)入浴ができるという事。とても慎重を要する入浴ですが、こちらでの入浴を楽しみにしている利用者さんがたくさんいらっしゃるそうです。
なぜこの場所にこの施設ができたのか、経緯をお伺いしました。
以前、訪問介護をしていた時に八千代市内にはここのような施設がなく、利用者さんは船橋市か佐倉市まで行かねばならない現状を知りました。両市の施設は送迎サービスも無く、ご家族の負担はとても高いものでした。「八千代市内にも作らねばならない」という思いで、本社に企画書を提出。プレゼンをして許可が出たので物件探しから始めた中で、ここはスタッフが見つけてきた場所なのです。外観ももっとわかりやすい施設の案内などを出したいと思ったのですが、利用者さんの居心地の良い空間にしたくて中身にお金をかけすぎてしまい、とてもシンプルになってしまいました(苦笑)。送迎は八千代市内だけでなく、一部地域ではありますが習志野市・船橋市・千葉市まで行っています。
公式Instagramでは、開所までの流れを見ることができます。
スタッフの方々の思いが詰まった手作りの施設でもあり、提供されるサービスは高いクオリティの施設「ALOHA」。生活介護事業所を探されている方・検討されている方は、選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
「生活介護事業所ALOHA」の皆さん、お忙しい中、取材にご協力いただきありがとうございました!
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